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ひのせんせい!と老舎先生ノーベル賞のあの噂。

■大河ドラマあたりに火野葦平「陸軍」をぜひNHKでやっていただきたいなー。
龍馬伝・坂の上の雲・あとお得意の15年戦争あたりまで確りカバーしてるから、小道具使い回し放題。
ドラマ的にも一族3代にわたっての農民→陸軍人一家から「日本」を考えるってスペクタクルだろ!と思うんだけどな。
ていうか【読んだこともないくせにレッテル貼られてしまう作家】の上位に食い込むと思う、火野葦平。
麦と兵隊は、どう読んでも反戦小説。特にラスト。
小説は初版発行が終戦5日前でしたが結局売れたかは謎…。
★関連:国立国会図書館 第135回常設展示 戦時下の出版

「陸軍」も当時木下惠介監督による映画が陸軍省予算で出てたのに「出征する息子をおくる母の描写が反戦的」ってことで、この母親のシーンが原因で封切直後に上映打切りになったしさー。現代だからこその、要再考察の作家だと思うの。

まあ結局、作品と云うものは時代による影響に物凄く受けやすい(それは今も昔も変わらない)っつー意味で、私はそれを理性と云う意味での「声無哀楽論」の応用だと思ってるんだけど。当たり前のことだけど、難しいよなー。自分自身含めて。

どうでもいいけど、冬コミで買いまくってきた本の中で自ジャンルの京極を除き、群を抜いてジャンルとして多いのは社会主義ジャンルでしたwギロチン社本とか。 荒畑寒村自伝を読もうと決意。その次に226ジャンル…統制派皇道派どっちもバランスよくw 今回はミリタリ系回れなかったからそんな感じ

火野葦平の著作権が今年の一月で切れることを教えて貰った(1960年1月自殺)。
誰かが「現代の作家は自殺をしないからいかん」とか、とんでもない事言ってたなー。

■自殺といえば(言えばってあんま宜しくないアレですけど)
あえて老舎の話をすればですね。
ノーベル賞選考経過資料の守秘義務が切れる2016年を、注目しておる感じです。
老舎の代わりに川端、って噂をね。
そうであっても興味深いし、違っていても何故噂が「老舎」だったのか。
でもまじで老舎はノーベル賞をとってもおかしくない。人道主義と、言う意味では川端よりもね。


タグ:火野葦平 陸軍 大陸中文文芸
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