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フイチンさん完全版入手。

■上田トシ子「フイチンさん」ようやくコピーでない書籍で入手。

コミックパーク
という、絶版漫画をオンデマンド版で発行してくれるとこで。
なんとありがたいんだ…!!!!

絵もホント洒落てるんだよね…!
なによりも、満洲の特にハルピンという特殊地域への想いを、異国情緒と戦前へのノスタルジアに出来るようになり、そしてまだ身分がはっきりしてた昭和30年年代に生まれるべくして世に出た作品だよなー。

場所設定を「かつてあった」他文化社会に据えながらも、お手伝いさんや坊ちゃんと言った、30年代当時日本人にも通じる現在の社会概念を用い、異文化異質なものへの調和を国際化してゆく未来を担う子供へ向けて描いてる。
あの世界は、満洲の陽の当たる面の現実でもあるし、戦後10年に描く意味は大きい。

そりゃ綺麗ごとばかりかもしれんが、少女クラブの読者=子供に向けて+かつて上田先生自身にとっての思い出を考えれば、あれでいいだろうし、民族階級の存在等々考慮しても実際ああ言う人らもいたんだと思う(門番の子かは別として)。
カオス満洲は戦前当時からも書かれてるし、だから満洲はおもしろい。

しかしなーちょっと気になるのが、リイチュウ坊ちゃん5歳がやたら女の子言葉なんだよねww
「ぼく ほんとに食べたくないのよ フイチン」って泣いちゃうとか、可愛すぎる!!! 街のデパートへお買い物の巻って、キタイスカヤ通りの秋林洋行(当時のロシアの高級デパート)ハルピン支店かなー!
数回かしか行ったことないし当時とは全然違うだろうけど、石畳の雰囲気とかを思い出したです。

思い浮かぶと言えばOVA版の「フイチンさん」は、ものすごいハルピン再現率たけえ。 あれは本当に好きな人が作ったんだろうなー。
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