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夜に香る蘭と、笑わし隊

■ハルピンといえば、松竹+満映の豪華コラボ映画「迎春花」。
あれは李香蘭と小暮美千代の美しさだけで見る価値の7割は保ってたな。3割はハルピンの風景。
脚本の酷さは、国策映画+観光映画を作らされた腹いせに意図的な酷さにしたのかと疑うほど。

でも絵だけはマジに良い。美しすぎる美女二人!
小暮実千代と李香蘭の二人ともが結局主人公から離れるんだけど、あれむしろ実千代×香蘭の百合フラグ立ってた気がする。
はじまりすぎだろ松竹+満影!

■戦前の中国人歌手ってロリ系だよなー声。周璇って超甲高いし。

■NHK教育で、戦場の漫才師慰問集団「わらわし隊」の特集なう。

大阪朝日新聞社に笑わし隊写真の大量保存って…保存してもらわにゃ困るよ!主催なんだからw(いや、笑えないよ)

笑わし隊費用(寄付など含む)32万円(いまだと10億円)也。
そりゃ本気だということが分かるな。

■つか、史那派遣軍の時代は笑わし隊に限らず、火野葦平たちが現地在留軍人による無検閲の雑誌「兵隊」だってあったし、戦場における文化と娯楽が機能してたんだよね。
だから、現在の学校で習うような「戦争」のイメージとまた違うんよな。

■兵隊史那語だー!
熱海の海岸リュータリュータ(散歩する)。寛一お宮のリャンゴレン(二人連れ)。共にリュータリュータ(歩く)するのもチンティン(今日)限り。
ミスワカナの方言ネタすげー…!耳が良いんだなあ、この人。

中国人に同情的な文章って、そりゃあ書くよ。
だってそういう可哀相な大陸の民族たちを救うための聖戦なんだもん。
それを利用して意図して書いたのか、無意識に本心で書いたのか、利用されて書いたのかは人それぞれじゃね?
ただ検閲はそれが政府的に不利でない文だからそれを許可した、それだけだと思う。

日中戦争の頃はそう言うの多いよねー。
火野葦平「麦と兵隊」だってそう言う「可哀相な一般市民」書いてるし、最後の締めがまさにそれ。
人が悪いんでなく、その国の政府が悪いって区別してたんだよなー当時は(つか、いまの中国政府の日本軍に対する姿勢もいまそれだしねー)まだ理性があったつーことか。

なんにせよ、日中戦争頃と太平洋戦争(特にミッドウェー以降)を区別して見ないと駄目だなあと思うことしきり。
世間の熱さもヤバさも暢気さも、戦争に対する姿勢が違うんだから。とは思いますが。
ついでに内地と外地もね。 土地ごとにご飯自称も戦闘も違うんだから。

当たり前のことだけど、みんなが同じじゃないよな。

ていうか、ダブルでフード付きの陸軍外套コートかわゆすwww 
陸軍服は昭五式あたりが全てにおいて神がかってるくらい可愛い。



タグ:陸軍 火野葦平 日本系 満洲・大陸系
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