長春紅團筆記
近代文学系(明治漢詩俳句文芸、モダニズム文学・満洲文学)、近代東洋史(日本・大陸の諸々軍事系)や東洋近代もろもろ。
西洋史(ナポレオニック仏国と、英国海軍、Sir Sideny Smith中心)帆船小説、など調べ物メモまとめ。
ひげとへいたい
■髭については明治の「紳士の嗜み」から「兵隊さんの髭」への変化がオモシロイと思う。
兵隊(将校とかじゃなくて兵隊)の髭って「非日常の象徴」になって、兵隊さんの髭ネタめっちゃ多いし。
ソース:南支で出してた検閲一切なし(!)火野葦平がいた、南支派遣軍報道部編輯の雑誌『兵隊(へいたい)』
徴兵と言う制度も関係してるけど、少なくとも昭和期では特に若い男性にとって「髭=剃るもの」と一般では膾炙してたんだと思う。
軍隊生活・戦争って非日常へ入ってゆくある種の緩衝材(それの存在と共に溶け込んでゆくための媒介)として、髭は否応なく作用してたって言うか(自然に伸びるし)。
またそれを利用して、『軍』『軍人』の権威付けとして作用させてたとこもあるんじゃないかなー。と思ったり。
『第一線の戦地って状況下で若いペーペーの人間に髭を許した(特に戦況激化してない余裕あるときからみんな髭生えてる)時の本人たちの自意識』と言う意味で、ある程度社会的に偉い人の髭は民間も軍も共通だと。
お手軽権威付け。むーちょっと考えてみる。
タグ:陸軍
兵隊(将校とかじゃなくて兵隊)の髭って「非日常の象徴」になって、兵隊さんの髭ネタめっちゃ多いし。
ソース:南支で出してた検閲一切なし(!)火野葦平がいた、南支派遣軍報道部編輯の雑誌『兵隊(へいたい)』
徴兵と言う制度も関係してるけど、少なくとも昭和期では特に若い男性にとって「髭=剃るもの」と一般では膾炙してたんだと思う。
軍隊生活・戦争って非日常へ入ってゆくある種の緩衝材(それの存在と共に溶け込んでゆくための媒介)として、髭は否応なく作用してたって言うか(自然に伸びるし)。
またそれを利用して、『軍』『軍人』の権威付けとして作用させてたとこもあるんじゃないかなー。と思ったり。
『第一線の戦地って状況下で若いペーペーの人間に髭を許した(特に戦況激化してない余裕あるときからみんな髭生えてる)時の本人たちの自意識』と言う意味で、ある程度社会的に偉い人の髭は民間も軍も共通だと。
お手軽権威付け。むーちょっと考えてみる。
タグ:陸軍
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執筆者
HN:
永月弥生
性別:
非公開