忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



神津の前に神津なく、神津の後に神津なし

■そういえば。
日本三大探偵の探偵の神津恭介先生の「神津の前に神津なく、神津の後に神津なし」のフレーズ元ネタの人は永田鉄山なん?
それとも阿南閣下?はたまた全然別人か。
地味に気になってる。
神津先生は金田一や明智先生に比べて地味なのはなんでなんだ…一番好きなのに。

■神津恭介シリーズの、ワトソン役の松下くん(一高・東大卒の作家、兄は警視庁捜査一課長。特技は大喰らい)の可愛さは異常。
神津先生も可愛いがりすぎだろww 松下の方が同学年だが実年齢年上なのに敬語だし。
あ、他の探偵よりいまいち地味なわけわかった。インテリ臭が強いからかなー。

■「●●の前に●●なし、●●の後に●●なし」の称号を持っていた人として、全日本選手権13年連続保持(天覧試合優勝も含め15年間不敗のまま引退)の伝説の天才柔道家・木村政彦氏がいらっしゃる。
しかし、彼への賛辞は第二回全日本柔道選士権大会三連覇に続いて【戦後の連勝】を踏まえての富田常雄からの賛辞らしく、神津での初出は「刺青殺人事件」S23年、陸軍の至宝w永田鉄山は生前(S10年に惨殺)から既に評されてたらしい。

つまり戦前からあるっぽいし、阿南より前の永田鉄山が初めなのかな。
(軍閥のよさは、良くも悪くも『人との繋がり』という「私情の濃密さ」が思いっきり出ちゃってるとこだと思います。統制派はインテリ集団でありながらも、実態は永田鉄山ファンクラブというのが素晴らしいわ。)

■戦前戦後に集中してるし、あの辺りの時代の最大の賛辞っぽいな。
ってことでまだ初出は不明。


タグ:つれづれ胡思乱想 陸軍
PR
  • トラックバック()
  • コメント(0)


  • 夜に香る蘭と、笑わし隊

    ■ハルピンといえば、松竹+満映の豪華コラボ映画「迎春花」。
    あれは李香蘭と小暮美千代の美しさだけで見る価値の7割は保ってたな。3割はハルピンの風景。
    脚本の酷さは、国策映画+観光映画を作らされた腹いせに意図的な酷さにしたのかと疑うほど。

    でも絵だけはマジに良い。美しすぎる美女二人!
    小暮実千代と李香蘭の二人ともが結局主人公から離れるんだけど、あれむしろ実千代×香蘭の百合フラグ立ってた気がする。
    はじまりすぎだろ松竹+満影!

    ■戦前の中国人歌手ってロリ系だよなー声。周璇って超甲高いし。

    ■NHK教育で、戦場の漫才師慰問集団「わらわし隊」の特集なう。

    大阪朝日新聞社に笑わし隊写真の大量保存って…保存してもらわにゃ困るよ!主催なんだからw(いや、笑えないよ)

    笑わし隊費用(寄付など含む)32万円(いまだと10億円)也。
    そりゃ本気だということが分かるな。

    ■つか、史那派遣軍の時代は笑わし隊に限らず、火野葦平たちが現地在留軍人による無検閲の雑誌「兵隊」だってあったし、戦場における文化と娯楽が機能してたんだよね。
    だから、現在の学校で習うような「戦争」のイメージとまた違うんよな。

    ■兵隊史那語だー!
    熱海の海岸リュータリュータ(散歩する)。寛一お宮のリャンゴレン(二人連れ)。共にリュータリュータ(歩く)するのもチンティン(今日)限り。
    ミスワカナの方言ネタすげー…!耳が良いんだなあ、この人。

    中国人に同情的な文章って、そりゃあ書くよ。
    だってそういう可哀相な大陸の民族たちを救うための聖戦なんだもん。
    それを利用して意図して書いたのか、無意識に本心で書いたのか、利用されて書いたのかは人それぞれじゃね?
    ただ検閲はそれが政府的に不利でない文だからそれを許可した、それだけだと思う。

    日中戦争の頃はそう言うの多いよねー。
    火野葦平「麦と兵隊」だってそう言う「可哀相な一般市民」書いてるし、最後の締めがまさにそれ。
    人が悪いんでなく、その国の政府が悪いって区別してたんだよなー当時は(つか、いまの中国政府の日本軍に対する姿勢もいまそれだしねー)まだ理性があったつーことか。

    なんにせよ、日中戦争頃と太平洋戦争(特にミッドウェー以降)を区別して見ないと駄目だなあと思うことしきり。
    世間の熱さもヤバさも暢気さも、戦争に対する姿勢が違うんだから。とは思いますが。
    ついでに内地と外地もね。 土地ごとにご飯自称も戦闘も違うんだから。

    当たり前のことだけど、みんなが同じじゃないよな。

    ていうか、ダブルでフード付きの陸軍外套コートかわゆすwww 
    陸軍服は昭五式あたりが全てにおいて神がかってるくらい可愛い。



    タグ:陸軍 火野葦平 日本系 満洲・大陸系
  • トラックバック()
  • コメント(0)


  • フイチンさん完全版入手。

    ■上田トシ子「フイチンさん」ようやくコピーでない書籍で入手。

    コミックパーク
    という、絶版漫画をオンデマンド版で発行してくれるとこで。
    なんとありがたいんだ…!!!!

    絵もホント洒落てるんだよね…!
    なによりも、満洲の特にハルピンという特殊地域への想いを、異国情緒と戦前へのノスタルジアに出来るようになり、そしてまだ身分がはっきりしてた昭和30年年代に生まれるべくして世に出た作品だよなー。

    場所設定を「かつてあった」他文化社会に据えながらも、お手伝いさんや坊ちゃんと言った、30年代当時日本人にも通じる現在の社会概念を用い、異文化異質なものへの調和を国際化してゆく未来を担う子供へ向けて描いてる。
    あの世界は、満洲の陽の当たる面の現実でもあるし、戦後10年に描く意味は大きい。

    そりゃ綺麗ごとばかりかもしれんが、少女クラブの読者=子供に向けて+かつて上田先生自身にとっての思い出を考えれば、あれでいいだろうし、民族階級の存在等々考慮しても実際ああ言う人らもいたんだと思う(門番の子かは別として)。
    カオス満洲は戦前当時からも書かれてるし、だから満洲はおもしろい。

    しかしなーちょっと気になるのが、リイチュウ坊ちゃん5歳がやたら女の子言葉なんだよねww
    「ぼく ほんとに食べたくないのよ フイチン」って泣いちゃうとか、可愛すぎる!!! 街のデパートへお買い物の巻って、キタイスカヤ通りの秋林洋行(当時のロシアの高級デパート)ハルピン支店かなー!
    数回かしか行ったことないし当時とは全然違うだろうけど、石畳の雰囲気とかを思い出したです。

    思い浮かぶと言えばOVA版の「フイチンさん」は、ものすごいハルピン再現率たけえ。 あれは本当に好きな人が作ったんだろうなー。
  • トラックバック()
  • コメント(0)


  • つれづれ胡思乱想

    ■のぼさんはさーもう、好きな作家を超えて「尊敬する人物」なんだよ。まじで。

    結核なのに枕元へみんな集まったりしてさ…。
    歌の才能はおろか、病室の小さな庭から無限の世界へ馳せる想像力、そして人望(いろんないみでの)…!
    人間くさいがっつり食欲がまた「ひと」なんだよな…!子規全集は宝物です。

    ■て言うか、明治の文系って熱いよね…(純粋文芸系の人でも)。
    根岸短歌会とか木曜会とか。
    でもわかるわー。のぼさんと金之助はアイドルよね…!!
    くそう、明治の男(東京在住・ある程度金のあって、文学なんかにかまけられるようなそこそこの家の次男あたり)に生まれれば…!!さいこーの勝ち組よな…わたし的に。

    ■でもまあ、そう考えると北原白秋せんせーはやっぱり大人だなーって思う。
    きちんと当時に「売れるもの」書いてるもんな。
    その上でクオリティは下げてないもん。時勢を見てる。
    どんなアホ歌(当時的にも、今の価値観でも)つくっても、詩としての鑑賞は耐えうる。
    仕事の出来るおとなって感じ。

    わたし大手拓次がすきです。色んな意味で。



    タグ:明治俳壇 正岡子規 近代詩
  • トラックバック()
  • コメント(0)


  • テスト001

    テスト。
    野口寧斎

    明治

    漢詩
  • トラックバック()
  • コメント(0)