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のらくろ豆知識。世界三大伍長。

■『世界三大伍長』というのがありまして。

「のらくろ伍長、ヒトラー伍長、三原伍長(毎日新聞の記者で砲兵伍長)」
どどーん。
ナポレオンちび伍長殿は、世界三大法典のほうでランクインしてるから、今回はおやすみということか。あと奥様も世界三大悪妻でたまにランクインするらしいので…w
まあ単に昭和初期、って時節柄というだけだと思うけど。

少年倶楽部編集長の加藤謙一が『のらくろ漫画集(1)』で書いてる。
彼の考案かと思ったら木村毅だったのね。

三原伍長ってのは、毎日新聞記者で元砲兵伍長。
志願満期除隊後、最前線取材の時にむかしの血が騒いで思わず「撃てー!」って云っちゃって、釣られて砲兵もドカーン!て打っちゃったって人ね。
大問題になったらしいけど、その処分はどうなったんだろう…。

まあ、覚えておいてもあまり使い道のない知識。


■世界三代伍長が「のらくろ伍長、ヒトラー伍長、三原伍長」であるならば。
世界三大少佐は「シャア少佐・バンコラン少佐・エーベルバッハ少佐」であろう(1980年代からなら)。


タグ:田河水泡
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  • のらくろ設定を妄想保管してみる

    ■いやもう、かなりの妄想メモ。擬人化。
    戦前版のです。

    ■デカ。
    普通に農業か自営業が家業。茫洋としてるしちょっと坊ちゃんぽい気もするので、村の庄屋クラスのボンな気がする。
    20歳で徴兵でもいいけど、実業学校5年から陸士二浪してて、現役下士官の陸士受験に方向転換。18歳で現役志願でもいいなー。
    そしたら親の「早く大将になれ」が辻褄合うしw
    デカは少尉までなってるよね確か。

    あとデカは5人兄弟の真ん中なので、兄はインテリで大学生、姉は気の強い美人で弟妹は双子が良いです。
    次男だし比較的自由に生きてる感じだな。
    弓上手い(原作設定)とかカッコいいよなデカ。

    学歴なしの貧乏農家の小倅も考えたが、奴は飛行士な上に『のらくろ召集令』で将校になってる。
    なので、頭も中学まではいかないけど普通でそんなに貧乏でもない、ちょっといい庄屋クラスの家で、のびのび心身ともに育っちゃった犬、でもいいかなーと…デカについて真剣な自分ワロスw

    ■デカと鉢巻少尉は体育会系ノリで気が合うんじゃないだろうか。
    うわー!ってノリで楽しく騒いでちょうなかよしっぽく見えたけど、あとで「あれ誰だっけ?」みたいな馴れ初め。
    どっちもガチムチとまでは行かないけど、いい感じに筋肉ついてるでかいのだと良い。

    ■狆ころの破片ちゃんは擬人化すれば、あの基準身長ギリギリ(S17年以前なら155cmか!)で、体重軽すぎの小ささで20歳だとすごく萌える。
    頭良くて生意気ちびっこ!(明るい溝口@沈艦みたいな…ええー)


    のらくろは160ギリギリでモール中隊長は172くらい、デカは185くらい。でかい!
    あっ、のらくろ17歳現役志願兵がいいと思います!のらだしね。

    …と、いぬについて妄想するなど。


    タグ:田河水泡
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  • のらくろ設定は高クオリティ。

    ■田河水泡先生は絶妙のキャラ設定してくれているのだな。と。

    のらくろは、単行本『のらくろ軍曹』のまえがきのとこに「猛犬第一聯隊第五中隊第三斑の班長殿として」勤務し、士官候補生を経て、猛犬軍 猛犬連隊 第二大隊 第五中隊 第一小隊長(少尉任官時)になりのです。
    で、聯隊旗手…!
    なにこのときめきポイントおさえた犬は。
    部下のデカはのらくろ隊の上等兵かー従兵だな!従兵だろアレは!

    連隊旗手は新任の少尉か中尉がなるわけで。
    条件として「眉目秀麗・成績優秀の童貞」が任命される(本当)わけだが…!!
    のらくろおおおww
    あと条件には長身ってのがあるけど、のらくろは小柄だよねー。モール中隊長やデカ、他の犬と比較しても。

    ハンブルは空気の絶妙に読めないかわいい子!
    連隊長に「もう少しやさしい言葉で言つて頂かないと分かりません。」てお前www
    哀しくて泣いてるのらくろ(しかも週番司令)のところに闖入してくるんだよ。
    「ちょww演芸会おもしれーからさ!見に行こうぜww」って引っぱって行こうとするし。
    …いやまてよ、逆に読みすぎてるのか?

    ■猛犬軍の軍旗。

    「もともと軍旗はあったけど、デザインが無くて無地だったものをのらくろ伍長が考えて(連載版ではタガワ先生の家・単行本は師団司令部で)師団長が採択した」。
    軍旗祭、無地のままで一等卒と伍長時代にやってた。
    無地てww

    ■のらくろの猛犬軍、はたしてどんだけの規模なんだろうか。
    猛犬連隊の上にセントバーナード的な師団長と司令部があって、ハンブルは旅団本部にいたんだよね。
    豚の国派遣隊は連隊の11中隊。

    他にも「○犬連隊」があるのかな…忠犬名犬勇犬とか。勝手に擬人化するときは、連隊番号のとこ「犬」にしちゃってる。

    猛犬連隊も、『のらくろ総攻撃』の「猛犬連隊の編成と歴史」の編成表(これだけでもおいしい)見ると、三個中隊(三個小隊編成)に機関銃と歩兵砲中隊とか意外に立派だよなー。
    第一中隊長の剣大尉はハスキー犬とみられる。いかり肩で筋肉質っぽい。
    一見強面で子供に泣かれるけど実は優しい人そうw 
    あと第三大隊長の金剛少佐(半島の金剛くんとは別犬)は眼鏡でヒゲの点々があるけど、こういう軍人さん昔に居る居るw
    で、ある意味当時の軍人さんのイメージとしてもリアルであり、見開き一枚で妄想止まらない逸品である。
    …編成表の第九中隊長・八甲田大尉と第十中隊長・大雪大尉の名前が並んでいることに田河先生のセンスを感じる。昔のギャグって結構ギリギリだと思う。

    つか、あの連隊軍医さんたちの兵科は衛生部なの?獣医部なの?w
    どうでもいいことなんだけど!

    ■きょうののらくろで笑った台詞。
    小躍りしながら「だからおれんとこの中隊長は 物わかりが良くて好きだよ」 のらくろ大事件より。
    普段使あんまわない俺にも萌えたし、モール中隊長のこと何云うのw

    ■ところで猛犬連隊は陸さんだけど、あの世界にもちゃんと海軍があるわけで、海軍犬もかわいいなあ!!と思うのです。
    実際に海軍犬はキャラとして出てこないけど、話の中で海軍もある設定が伺える。
    陸さんとの区別もあるし、海軍からセーラーと詰襟は外せないのでわんこたちも上だけ着てればイイと思う。詰襟わんこ!



    タグ:のらくろ
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  • 上田トシコ先生の絵はおしゃれよな…!

    ■コミックパーク版の『フイチンさん』2巻の絵が、大好きな絵で嬉しい!!



    これ、戦後の日本人作家の漫画なんだぜ…!


    フイチンさんがお嬢様学校に入れられたけど「あたしのお父ちゃんは門番だよ!」って堂々と同級生に言ってるのを父ちゃんが聞いて「ばかなやつだ」って嬉しがるシーンがあって、それだけで泣きそうになるんだぜ…!

    しかしまあでも、そういう感慨が読者に「身近なもの」として共感できた最期の時代なのかな、書かれた当時の昭和30年代ってのは。
    あきらかに現代のわたしらと断絶があるよね。いいことか悪いことかは別として。

    ■て言うか、不良お嬢様で学校の同級生になったシュンレイ(いたずら大好き、ストレートの黒髪美女。一人称:あたくし)→フイチン的なフラグばんばん立ってる気がする…!
    百合的に。
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  • フイチンさん完全版入手。

    ■上田トシ子「フイチンさん」ようやくコピーでない書籍で入手。

    コミックパーク
    という、絶版漫画をオンデマンド版で発行してくれるとこで。
    なんとありがたいんだ…!!!!

    絵もホント洒落てるんだよね…!
    なによりも、満洲の特にハルピンという特殊地域への想いを、異国情緒と戦前へのノスタルジアに出来るようになり、そしてまだ身分がはっきりしてた昭和30年年代に生まれるべくして世に出た作品だよなー。

    場所設定を「かつてあった」他文化社会に据えながらも、お手伝いさんや坊ちゃんと言った、30年代当時日本人にも通じる現在の社会概念を用い、異文化異質なものへの調和を国際化してゆく未来を担う子供へ向けて描いてる。
    あの世界は、満洲の陽の当たる面の現実でもあるし、戦後10年に描く意味は大きい。

    そりゃ綺麗ごとばかりかもしれんが、少女クラブの読者=子供に向けて+かつて上田先生自身にとっての思い出を考えれば、あれでいいだろうし、民族階級の存在等々考慮しても実際ああ言う人らもいたんだと思う(門番の子かは別として)。
    カオス満洲は戦前当時からも書かれてるし、だから満洲はおもしろい。

    しかしなーちょっと気になるのが、リイチュウ坊ちゃん5歳がやたら女の子言葉なんだよねww
    「ぼく ほんとに食べたくないのよ フイチン」って泣いちゃうとか、可愛すぎる!!! 街のデパートへお買い物の巻って、キタイスカヤ通りの秋林洋行(当時のロシアの高級デパート)ハルピン支店かなー!
    数回かしか行ったことないし当時とは全然違うだろうけど、石畳の雰囲気とかを思い出したです。

    思い浮かぶと言えばOVA版の「フイチンさん」は、ものすごいハルピン再現率たけえ。 あれは本当に好きな人が作ったんだろうなー。
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